桜餅参式・改

色んなゲームのメモ用

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旧R司馬懿×SR張春華 ~病む~


張春華はヤンデレ。というのを表現したかったのに、仲達のツンデレの方が目立っちゃった作品。

シリアスっぽいけど、時代設定無視のパラレル設定。
アドレス帳がいい感じに並んでくれて助かった。

タイトルはヤンデレのヤンから。
いいの思いつかなかったので、後で変えるかもしれない。




===





~病む~


朝5時に起きると私は手早く着替え、すぐに朝食の支度を始める。
5時半になるとあの人は、もう既に着替え終えてて、私の作った朝食をサッサと食べると、
書斎に行き、必要な物を持ったら、「行ってくる」と一言だけいって仕事に行く。
「いってらっしゃいませ」と私が言い終わると同時に扉が閉まる。

あの人が食べ終えた食器を台所へ持っていき、今度は息子達の朝食を作る。
朝6時50分。子供達と孫を起こしに行く。
昭は既に起きてて、着替えの途中だった。
私は師と炎を起こす。炎はすぐに起きたが、師は中々起きようとしない。
まったく、誰に似たのかしら。

朝7時20分。朝食を食べ終えた師と昭は仕事の準備にかかる。
私は息子達の食器を台所へ持っていき、食器を洗う。
すると炎が台を持ってこっちに来て、私が洗い終えた食器を拭きはじめた。
「たまには孝行せいとげんちゅが言ってた。」
食器を拭き終えると、私は偉いわねと言いながら炎の頭を撫でてやった。
撫でてやると炎はすぐに自分の部屋に行った。

朝7時40分。息子達が「行ってきます、母上。」と言い仕事へ向かった。
「気をつけて、行ってらっしゃい。」と、私が言ったのを聞き終えてから息子達は扉を閉めた。

朝7時55分。食器を洗い終えたら次は掃除にとりかかる。
とりかかろうとしたその時、炎がトコトコと玄関へ走っていく。
「げんちゅに婆やに褒められたって伝えに行く!」
「そう。失礼のないようにね。」
「は~い。」
炎を見送った後、掃除にとりかかった。

家事は殆ど私一人が行っている。
本来なら下女がやる仕事なので、前に師が「母上の負担を減らすためにも、下女の一人や二人雇ってみてはいかがでしょうか?」と、
あの人に提案したことがあり、実際雇ってみたことがあったけど。
下女があの人に媚びる姿に嫌気がさし、
全員がでかけた時に、その下女を脅して逃げさせた。
建前上の理由は「司馬懿が厳しすぎて耐えれなかった」ということになっている。

朝8時15分。
掃除の途中である物を見つけた。
あの人の携帯電話だ。
どうやら忘れていったようだ。


…そういえばあの人の携帯電話を触るのは久しい。
私はその携帯を手に取ると、すぐにアドレス帳を開いた。

"炎"
"R夏侯惇"
"師"
"昭"
"荀"
"曹操"

R夏侯惇と荀は仕事上、連絡などで使うことが多いので登録されてもおかしくはない。
そして最後に"張春華"。私のアドレスがあり、他にはなかった。

アドレス帳の次は発信履歴を調べる。
…殆どが夏侯惇と荀の名で埋まっている。殿の名もあったが、直後に夏侯惇や荀の名があったから、多分でなかったのだろう。
あの人から電話をかけてくることは殆どない。
夏侯惇と荀に電話するのも「"また"殿がいなくなった」等の緊急事態の時ぐらいだ。

着信履歴を調べる。
これも夏侯惇と荀の名が多い。やはり仕事関連で何かと連絡が多いのだろう。
間に師や昭、炎の名前がある。
…でも一番多いのは私の名前。

今度はメールの送信履歴を調べる。
こちらは殆ど家族宛だ。夏侯惇や荀に連絡する時は先のように緊急であることが多いため、メールで連絡は殆どしない。
受信履歴を調べる。
師や昭、炎の名前もあるが。
…殆どが私の名前。

気がつけばフフフ…と笑みを零してる自分がいた。
笑みと言っても微笑むとかそんな感じじゃなく、不敵で、狂気とも捉えれそうな笑みだった。


受信番号150に差しかかろうとした時、不意に後ろから声をかけられる。
「俺の携帯電話を見るのがそんなに楽しいのか?」
振り返るとあの人が仏頂面で立っていた。
「あら。言ってくだされば届けにさしあげましたのに。」
「携帯もないのにどうやってお前に言えるんだ。」
「夏侯惇殿から電話を借りるとか…私の番号を知らないはずがないでしょう?」
そう言うとむ…とばつが悪そうな顔をした後、無言で手を出してきた。
私は差し出してきたその手に携帯電話を持たせてやると、すぐに振り向き、仕事へ向かおうとした。

「ねぇ、貴方。浮気とか、してませんわよね?」
なんでこの質問をしたのか自分でもよく分からなかった。
けど携帯を調べてるうちに、このことをどうしても聞きたくなった。
司馬懿なら、履歴を残さずに浮気をする器用なこともできる可能性もある。

「…は?何を言ってるのだお前は。」
こちらに振り返り、少し不機嫌そうな顔をする。
「ですから浮気。してませんわよね?」
「するはずがないだろう。」
「本当に…してません?」
そう私が尋ねると、貴方は急に周りを気にするように目をキョロキョロさせ、
そして私に背を向けてから、首を少しだけこっちに向け、小さな声で

「お前以外の女を、好きになる訳ないだろう」

言われた瞬間、胸がドキッとした。
もう長いこと結婚生活が続いているが、今でも胸がドキドキすることがあるのは、
普段の貴方は素直な言葉を言わないから。

「…何て仰いました?貴方。」
聞こえたけど、わざと聞こえなかった振りをする。
そう言うと完全に前を向いて、恐らく凄い不機嫌そうな顔で
「なんでもない!」と大きく答えた。
そういう仕草を取るのは、私が聞こえたのに、聞こえなかった振りをしたとわかったからだ。

「もう一度言ってくださらない?」
ズカズカと歩く貴方の後ろを追いながらまた尋ねる。
「二度と言わん!」
そう言うと扉を強く開け、そしてバタンと強く閉めた。
知っている。本当に貴方が怒る時は静かに怒るタイプで、
そうやって怒りを表面にだそうとしているのは、ただの照れ隠し。

「私も…」

「私も、貴方以外の殿方を好きになることはありませんわ。」

閉められた扉に向かって私が言うと、またズカズカと歩く音が聞こえた。
その音が聞こえなくなるまで聴き終えると、私は家の掃除を再開した。






  1. 2006/03/15(水) 12:13:27|
  2. カップリング

プロフィール

綾月

Author:綾月
かつての三国志大戦中心のブログ。
今は主にゲームのメモとして活用。
メインはツイッター。知り合い専用鍵付きアカウントにつきフォロワー募集はしてません。

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