桜餅参式・改

色んなゲームのメモ用

曹操×軍師郭嘉 ~悪戯~


草葉様リクエストの曹操×郭嘉。ジャンル指定もレアリティ指定もなかったはずなので私の書きやすいもので。

曹操様のカップリング相手は設定だと沢山いるのですが、
作品によってその都度本命が変わるという便利設定で行こうと思います。




普通に携帯でてるけど、ツッコミ入れても聞かないふりしますのでご了承を。
携帯ある割には書く物が筆とか書簡とかなのも気にしないで。



===




~悪戯~


軍師荀攸と司馬懿と策を練っていた時だった。
突然携帯が震えたので、懐から携帯を取り出し、画面を見る。
すぐにバイブが止まったので電話でなくメールだとわかった。
メールなら今すぐに出なくてもいいのだが、送信者は殿…曹操だった。

(すぐに返さなければ拗ねるだろうな…)

そう思った郭嘉は、頭の隅で策を考え、司馬懿や荀攸の意見を聞きながら、
片手で携帯を開き受信したメールを見た。

(何々…件名…”やらないか?”…?)

どういう意味なのかサッパリわからない。
ここは内容も見ないといけないだろう。

(で、本文は…)


”お前を抱きたい”


「はああああああ!?」

突然郭嘉が大声をあげて立ち上がったので司馬懿と荀攸は驚き、手に持ってた筆やら書簡やらを落とした。
「ど…どうした?郭嘉…」
「なんだコレは…どういう意味だっ!!」
司馬懿の言葉は耳に入ってない。
「郭嘉殿、落ち着いて。何があったのですか?」
荀攸が両肩に手をあて座らせるよう促してようやくハッと気づく。
「す、すまん。急がねばならん事態が起きた。
暫く二人で進めてくれ。」
そう言うやいなや、上着も着ずにそのまま外へ出てしまった。

「二人でって…お前の陣略についての意見も取り入れなければいけないのだが…」
その言葉が発せられた時は、既に足音すら聞こえなくなっていた。



上着を着てこなかったことに今更気づいたが、今から取りに戻ってる暇もない。
「ったく…殿は何を考えている…!
今が軍議中だとわかっているはず…悪ふざけにも程がある!」
そう怒鳴り散らしながら曹操の元へと走っていく。



「殿ぉっ!!」
郭嘉の中では力いっぱい、破れかねない勢いで開けたつもりだったが、
実際はそこまで響かなかった。
「おお、来たか郭嘉。」
曹操は特に驚きもせず、平然としていた。
「なんなんですかこのメールは!
やらないか?だとか、抱きたい。だとか!!」
「なんなんだといわれてもなぁ…その通りだとしか言えんな。」
「悪ふざけもここまでくると悪質が過ぎます!」

「ふざけてなどない。」
「…え?」
曹操の顔付きや声のトーンが、さっきまでふざけた感じから一変、真剣なものに変わり、
郭嘉は一瞬戸惑った。
「…だからって、何故軍議中に…」
「今すぐ抱きたいと思ったからだ。」

何時の間にか玉座から離れ、郭嘉のすぐ傍まで来ていた。
「郭嘉…我は本気だ。」
突然手を握られ、少し顔を赤らめる郭嘉。
「ずっと前から、お前のことが…
お前のことだけが好きだった…」
「な…」
突然の告白に言葉を失う郭嘉。
「殿…冗談も程ほどに…」
「冗談で好きと言ってる訳ではない。本気でお前のことが好きなのだ。」
その眼差しは自分を、自分だけを真っ直ぐとらえていた。
蒼い瞳には、真っ赤になってる自分の顔が映っている。
「郭嘉は我のこと嫌いか?」
「わ、私は……」
答える前に曹操が先に言う。
「我のことが好きならば…我にキスせよ。」
そう言うと曹操は目を閉じた。

頭がぼうっとする。何も考えれなかった。
だが、言葉よりも考えるよりも先に体が動いていた。
郭嘉も目を閉じ、ゆっくりと、曹操の顔へと近づけていく……


「うがあぁぁぁ!!!」
突然奇声が聞こえたと思った途端、郭嘉の体が吹っ飛ばされる。
体が一回転したところで止まり、何事かと顔を上げる。
「何をする曹仁。もうすぐで滅多にこない郭嘉からのキスが貰えるとこだったというのに。」
「そりゃこうもしたくなるわ!まさかあの郭嘉からキスしてくるだなんてよー!絶対勝ったと思ったのに!」
「フフフ…元からそういう奴だ。我の言った通りだっただろう?」
「ちぇ~。賭けは孟徳の勝ちか。」
「我は勝てない勝負などしないからな。」
一体何が起きてるのかわからない。
「と、殿…?」
きょとんとした顔のまま曹操の方を向く。
隣にいた曹仁が答えた。
「これ賭けだったんだよ。クールな郭嘉が自分から孟徳にキスできるかどうかって賭け。」
「はぁ………は?」
ようやく思考回路が働いてきた。
要は…からかわれた訳だ。

「いやぁ、軍議から抜けてくるかどうかってハンデもありながら、まさかここまで上手く事が運ばれるとは…」
「それだけ郭嘉は我のことを愛しているのだ。
さ、それよりもサッサと戦利品をよこせ。」
「仕方ないなぁ…」
ようやく事を理解できた郭嘉はずっと伏せていた。
「あぁ、もう下がって良いぞ郭嘉。わざわざ軍議中に呼び出してスマンな。」
「……」
「ん?何か言ったか?」

「ふざけるなぁぁぁ!!!」
「ぎゃぁぁぁ!!」「ぎゃぁぁぁ!!」





大声あげたことで、何事かと駆けつけた荀に後を任せ、
外へ出た郭嘉。
(しかし…何故俺は乗せられたのだろうか…
確かに悪い気はしなかったが……
心のどこかで、殿にそういう期待をしていたということか…?)

自分の心に素直になるには、まだ時間がかかる。




  1. 2006/03/10(金) 14:44:23|
  2. カップリング

プロフィール

綾月

Author:綾月
かつての三国志大戦中心のブログ。
今は主にゲームのメモとして活用。
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