桜餅参式・改

色んなゲームのメモ用

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猫耳少女様への誕生日プレゼントSS



猫耳少女様用にホウ徳は王異でなく、惇兄のことが好きです。
色々猫耳少女様の設定を使ってますが、喋り方や性格は私の設定に近くなってしまいました。

現代みたいに注文とって会計取る飯屋ってあるんかいってツッコミはなし。



かな~り遅れましたけど、誕生日おめでとうございます。


======




奴は何の前触れもなく、どんなときでも構わず突然やってくる。
訓練中でも、仕事中でも、休憩中でも。
その日も何の連絡もなしに部屋までやってきた。

「先輩ー!」
勢いよくドアを開けるホウ徳。
「今仕事中なんだ。後にしてくれ。」
一応念を押してみたが、これで聞き入れてくれるなら今まで苦労はしない。
何時もちょっかいを出されて仕事の邪魔をされる。
だけど今日のは度がかなりすぎていた。
「出かけましょう先輩!今すぐ!」
「は?今すぐ?!」
聞き返した時には既に手首をつかまれ、ズリズリ引きづられていた。


なんとか掴まれながらも殴ることはできたが、
武力9になったアイツの腕を放すことはできず、結局城下街まで連れてこられた。
「何コソコソ歩いてるんすか?先輩。」
隣を確認しようとし振り向いたホウ徳の遥か後方の物陰に隠れてる夏侯惇。
「仕事着のままなんだよ。この姿で堂々と歩けるか!」
「ってことは服屋に行きたいってことッすね!」
否定しようとしたら再び手首を掴まれ、服屋に特攻していった。


「これなんかどうスか先輩!」
活き活きと服を選ぶホウ徳と、長い時間付き合わされて少し疲れてる夏侯惇。
そもそも仕事着のまま街に出かけたのが恥かしかっただけで、別に服が欲しい訳でない。
「もう、俺が選ぶよ。」
次々と運ばれる服について答えるのに疲れ、サッサと終わらせたいだけの答えだったが、
「さすが先輩!賢いですねっ!先輩が服を選べば絶対カッコイイのになりますからねっ!」
そういう訳ではなかったが、反論する気もなかったので、
近くにある服を選び、じゃぁこれでと言ったら、
「じゃぁ俺が奢ります!」
言うや否や、夏侯惇の手から服を取り、そのまま会計の元へ走り出す。
「はぁ?!お前にそんなお金ないだろ!」
「大丈夫ッス!服買うお金はあるッスから!」
「そうじゃなくて……って早いなアイツ…」
何時もなら止めれたりできるのだが、今日のホウ徳は何時もより張り切っている所為か、中々止めれない。
結局後輩のホウ徳に服を買ってもらうことになった。


服屋を出た二人は暫く街道を歩いていた。
「次どこ行きます?」
「帰りたい。腹も減ってきたし。」
そう言った瞬間、自分で自分の過ちに気づいた。
「お腹空いたッスか!じゃぁそこの店に行きましょう!」
服屋の時と同じ、すぐに手首を掴まれ、そのまま飯屋につれてかれた。


食事なら別に疲れることはないし、別にいいやと思い、素直に席につく夏侯惇。
何時の間にかホウ徳が夏侯惇の分まで注文していた。
「先輩の好きな物選んでおきましたから!」
とは言ったものの、実際それが運ばれてくると、夏侯惇は眉間にしわを寄せた。
「コレは何の嫌がらせだ?」
左目を失った夏侯惇にとって、目玉という名がつく目玉焼きはある意味嫌がらせである。
それで随分弄られてきた所為で夏侯惇はあまり目玉焼きを好んでいない。
「え?大好物って聞きましたよ?」
しかしホウ徳は嫌がらせのつもりはない。
「誰から聞いたんだよ。」
「夏侯淵殿っス。」
そんな得体の知れない人の情報を鵜呑みにするなよ…
とりあえず交換しろって言うと、
「それ先輩手つけました?」
そういわれると夏侯惇は顔を真っ赤にし、
「馬鹿なこと言ってねぇでサッサと交換しろ!」
と怒鳴った。




その後も何件も色々な店を回り、陽もそろそろ傾き始めた頃。
「あ、先輩。少し待ってください!」
と言い、道端の小さな店に入っていくホウ徳。
何の店か確認しようとすると同時にホウ徳が戻ってきた。
その手には花束があった。

「花?」
「そうッス。先輩にあげようと思って。」
「お前、俺を何だと思ってるんだよ。」
その問いかけにホウ徳は笑顔を浮かべながら返事する。

「だって今日、先輩の誕生日ですから。」


「馬鹿かお前。」
差し出された花を受け取らずに言葉で返す。
「えぇ!一生懸命頑張って計画立てたんですよ!」
悲しむホウ徳を背に向けながら夏侯惇は言葉を続ける。
「女子どもじゃねぇんだ。服とか食事とか花とか、そんなものいらねぇよ。」

「ただ一言おめでとう、これで十分だろ?」

「先輩…」

「お前の所為で仕事が大変になったんだ。手伝えよ?」
「勿論ッス!」
二人が帰路につくと同時に、陽はゆっくりと山の陰に潜んでいった。



ただしホウ徳と一緒に仕事なんか出来るわけがなく、
結局は仕事が更に増えただけであった。









  1. 2006/03/15(水) 10:25:02|
  2. カップリング

プロフィール

綾月

Author:綾月
かつての三国志大戦中心のブログ。
今は主にゲームのメモとして活用。
メインはツイッター。知り合い専用鍵付きアカウントにつきフォロワー募集はしてません。

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