桜餅参式・改

色んなゲームのメモ用

仲達×春華 七夕



.NETのmasaki氏の描き下ろし画像「七夕」に触発され、
描き書きした作品。
本来は文のみでちょっと長くなるつもりだったが、
ギャグ風味からの転換が私の技量ではできなかったので、
落書きでごまかしを入れて短めです。


期待はするなヽ( `Д´)ノ



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tanabata.jpg


何かと祭り好きな魏軍は、とりあえず行事がある時は宴を開く。
今日の七夕も例外ではない。
大抵はただの酒の席へと変わるだけであるが、今回の宴は祭らしく行われるようで、
笹に願い事を飾りつけた笹を中心に、神速組が屋台を開いているらしい。
また、終わりごろには花火も挙げるとか。


事前に短冊を書き、曹真に手渡していた司馬懿は、
祭りが開始された少し後まで仕事を続け、妻の春華もそれが終わるまで待っていた。
孫には駄賃を持たせ、息子達も陳泰と一緒に、祭りの方へ既に行かせた。

「祭には行かないのか?」
仕事を終えた司馬懿が春華に訪ねる。
「ええ。恐らく、あなたと同じ理由で。」
人ごみというか、宴というか、司馬懿はそういうのをあまり好まない。
だから今回も曹丕の分まで仕事を引き受け、参加を断った。
「暇なら少し付き合え。」
そう言いつつ司馬懿が上着を手早く着ると、春華にも上着を手渡し、何も言わずに外へ出る。
春華も丁寧に上着を着、司馬懿の後をついていく。

門の外へ出、祭が行われてる会場から遠く離れても尚、司馬懿は歩き続ける。
お互い無言のまま、ひたすら歩いていた。

小さな丘の頂上に辿り着くと、司馬懿はそこで歩みを止めた。
遅れてすぐに春華も辿り着く。
司馬懿が軽く顔を上にやると、春華は空を見上げた。
「まぁ…」

空には一面の星が輝き、丁度視界の真ん中に天の川が綺麗に見えた。

「あなたが見つけたのですか?」
「いや、羊コに教えてもらった。
ここでよく仕事をサボっていたからな。」
「フフ…そうでしたの。」

それからまた暫く、空をただ静かに眺めていた。
何分、いや何十分経っただろうか。
長い沈黙を破ったのは春華の言葉。

「そういえば…短冊には何て書かれたのですか?」
空の代わりに、司馬懿の顔を見上げる春華。
「さぁな……だがもう関係のないことだ。
お前は何て書いたのだ。」
空の代わりに、春華の顔を見下ろす司馬懿。
「さぁ…もう関係のないことですわ。」

だって…

「もう、叶ったからな。」
「もう、叶いましたから。」


二人だけの時間はまだ暫く続く。








  1. 2006/03/07(火) 07:07:07|
  2. カップリング

プロフィール

綾月

Author:綾月
かつての三国志大戦中心のブログ。
今は主にゲームのメモとして活用。
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